Traditional Japanese Patisserie 菓楽-KAGURA-

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リピーター続出のみたらし団子!朝焼きどら焼きもご賞味あれ

「Traditional Japanese Patisserie 菓楽(かぐら)」は朝焼きどら焼きやみたらし団子、季節限定のくずひむろ、いちご大福などが人気の和菓子店です。

2014年3月から10年間、枚方市中宮北町にお店を構えていましたが、2023年9月に枚方市養父ヶ丘へ移転OPENしました。

そこで今回は、オーナーであり和菓子職人でもある横山さんに、これまでの経歴や移転にまつわるエピソードを聞いてきました!

新店舗の外観
Traditional Japanese Patisserie 菓楽

住所:大阪府枚方市養父丘2-7-24
電話:072-896-5758
営業時間:9:00-19:00
駐車場:4台
定休日:水曜日
Instagram:@kagura0306
Facebook:https://www.facebook.com/wagashi.kagura/
お取り寄せも可能です。電話にてお問い合わせください。

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和菓子職人になるまで

和菓子職人の横山さん

和菓子職人の横山さんは、ご実家が京都府八幡市にある和菓子屋で、幼い頃から和菓子とともに育ちました。

製菓学校を卒業した後は、京都の和菓子屋で見習いとして8年間修行。みっちりと和菓子作りの基礎を学びました。

横山さん

修行先のお店は、くどくなく、甘さ控えめなのが特徴で、昔ながらの和菓子を丁寧に作っている和菓子屋でした。

ひらガール

今の菓楽の和菓子は、この見習い時代の味がもとになっているそう!

その後、色んな和菓子の世界を見てみたいと思い、京都から大阪へ。2つの和菓子屋で計4年間、職人として和菓子を作ってきました。

下積み時代の頃から「自分のお店をいつか持ちたい」と意識していたそうです。

枚方にお店を開いたきっかけ

枚方中宮にあった移転前のお店の内装

2014年にOPENした最初のお店は、枚方市中宮北町の大通りに面したお店でした。関西外国語大学や枚方市民病院があり、家族や学生が多く活気あふれるエリアです。

ひらガール

どうしてお店を開く場所を枚方に決めたんでしょうか?

お店を開く場所を枚方に決めたきっかけは2つありました。

一つ目は、実家の和菓子屋がある京都府八幡市から、遠すぎず近すぎずの場所が良かったということ。

そして、もう一つの理由は、横山さんが学生時代を過ごした街だったので枚方に愛着があった、という理由だそうです。

横山さん

内見の際に、たまたま関西外国語大学の通学時間とかぶっていて。

人通りの多さに驚いて、「ここはアツいな!」と思い、中宮北町のテナントにお店の場所を決めました。

おまんじゅうが売れなかった時、五六市の存在を知りました

いざ自分のお店を持った横山さんは、おまんじゅうの売れなさに驚きます。(こんなにもおまんじゅうが売れないなんて…)

横山さん

これまで働いた和菓子屋は、いわゆる老舗だったので、いつも和菓子を買ってくれる”常連さん”が居たんです。だから、作った和菓子が売れることが当たり前でした。

でも、いざ自分でお店を開くと、全然売れなくて。おまんじゅうってこんなに売れないのか…とショックを受けましたね。

何とか集客に繋げたいと、学生の通学時間に合わせて、試食用の和菓子をお盆に載せて、お店の前で待ち構えていたこともあったといいます。

そんな菓楽OPENから3ヶ月が経った頃、とあるお客さんから教えてもらったのが「五六市」でした。

枚方宿くらわんか五六市とは?

毎月第2日曜日に枚方宿の歴史街道で開催している手づくり・こだわりの市。
枚方市駅〜枚方公園間の京街道にて、約200店舗のブースが軒を並べます。

入場は無料。
五六市の日に合わせ、地元店では特別メニューの販売も。

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「五六市というイベントがあるのか」と知った横山さんは、早速五六市に出店してみました。そうすると、その出店をきっかけに、地元の人にお店の存在を知ってもらえたそうです。

その後は、五六市の他にも枚方のマルシェなど、イベントに片っ端から出てみて、とにかくお店の認知の拡大に力を注ぎました。

各地で出店をして、毎月開かれる五六市では常連さんもできました。お客さんの口コミの影響もあり、中宮北町のお店に足を運んでくれる人も徐々に増えていったそうです。

横山さん

五六市で毎月会えるお客さんがいて嬉しかったですね。
五六市が菓楽にとっての機転になったと思います。

移転のきっかけ

2014年の開業から数年、お店も軌道に乗り、菓楽の和菓子も沢山の人に食べてもらえるようになっていました。

百貨店に出すための和菓子も作るようになり、厨房のキャパシティが限界をむかえていました。

常連さんやお客さんからは「駐車場がないから行きにくいわ〜」と言われることも度々あったそう。

横山さん

もっと沢山の人に菓楽の和菓子を届けたいなと思って、移転を決めました。

新店舗のこだわり

幹線道路に面していて、駐車場を作っても十分な広さのある土地を探し始めた横山さん。

しかし良い条件の土地はすぐに売れてしまい、一度、先を越されて計画が水に流れたことも…

枚方中の不動産屋に相談をして回り、約2年かかって見つかったのが、枚方市養父丘の場所でした。

横山さん

計画が流れた時に、人気な土地の契約は、スピード勝負なのだと勉強になり、先を見据えて諸々の準備を進めていました。

とある日、幹線道路沿いの広い土地が売りに出されると不動産屋から連絡がありました。

準備をしていたので、その土地が売りに出されて3日で即決して、無事契約することができたんです。

新店舗の内装は、これまでの店舗の面影を残しつつ、より温かみのある印象を受けます。

前の店舗と同じデザイナーさんに内装のデザインをしてもらったそうです。

横山さん

曲線を使ったり、木を使ったりすることで、柔らかいイメージにしています。

内装は、木の色、グレージュ、真鍮の金色の3色でデザインされていて、モダンでおしゃれな内装です。

ひらガール

特に真鍮の金色は経年変化を楽しめる、こだわりポイントだそう!

菓楽のロゴデザイン

移転に伴い、菓楽のロゴも一新しました。

横山さん

ロゴ上部の3つの丸は、太鼓の鼓(つづみ)の模様をイメージして、日本の古来からあるもの(和菓子)を印象付けました。

また、お店の名前の読み間違いも多かったので、わかりやすくローマ字表記でKAGURAとつけたんです(笑)

菓楽のおすすめメニュー

新店舗になってからは、年配の方の来客がぐっと増えたそう。来客数は約3倍近くになり、午前中で完売してしまうこともあります。

そんな大人気メニューのこだわりを聞いてきました!

●みたらし団子

新店舗になってからダントツで一番人気になったという「みたらし団子」。

午前中でほぼ完売してしまう日が多い、みたらし団子のこだわりポイントとは?

横山さん

こだわりは、お餅の柔らかさ。菓楽の和菓子はどれも、おもちが柔らかくて食べやすいと評判です。

もう一つは、昆布だしをとっているタレでしょうか。旨みを感じるタレは特徴的かもしれないですね。

ひらガール

お店で注文してから、炙ってもらえるみたらし団子はなかなかないのでは!一度は食べたい絶品和菓子です。

●いちご大福

菓楽のいちご大福も人気の季節商品です。こちらもお餅の柔らかさが特徴で、ふわふわもちもちな食感。

お餅の柔らかさや口溶けは、全て考え抜かれているようで…

横山さん

餡子は口の中に入れると、溶けていきますよね。一方で、お餅は噛まないとなくならない。

最後にお餅だけ残るのは後味が悪いなと思い、いちごと、餡子と、お餅が同じタイミングで口の中で溶けていくように柔らかくしているんです。

なんでもバランスが大事です◎

●朝焼き どら焼き

菓楽の定番商品といえば、朝焼きどら焼き。横山さんも菓楽を始める時に、「どら焼きが美味しいお店にしたい」という想いもあったそう。

そんな、イチオシ商品どら焼きのこだわりポイントは?

朝焼き どら焼き
横山さん

こだわりはズバリ小豆です!仕入れるのも難しい、希少な京都産「丹波大納言小豆」をこだわって使っています。

この小豆は、炊いた時の風味が良いのが特徴です。

実は、どら焼きの皮自体にも味があって、皮だけで食べても美味しいです。開店と同時に購入できたら、まだ温かいどら焼きが買えます。焼きたてのどら焼きは、もちもちしているらしい…!

ひらガール

実は、店主の横山さん自身が、大のどら焼き好き!下積み時代からあちこちでどら焼きを食べ歩き、試作を何度もして完成した商品なんです。

菓楽らしい和菓子を作り続けたい

横山さんの見習い時代の師匠に言われた言葉で、今も大切にしていることがあるそうです。

和菓子職人は、一つの商品を一度に何十個と作るけれど、お客様は一つしか食べない。

だから、そのたった一つの和菓子をどれだけ真剣に作れるかで、和菓子屋の価値が決まる。

横山さん

和菓子作りが作業にならないように、一つ一つの和菓子に向き合う姿勢をずっと大事にしています。

自分自身、和菓子を楽しんで作りたいし、お客さんには、菓楽の和菓子を食べて楽しんで欲しいです。

定番でも、ちょっと変わっていても、美味しい!と思える和菓子をこれからも作り続けたいですね。

▼菓楽の和菓子は他にもたくさん

生菓子(季節限定)

横山さんの将来の目標

店舗の移転にまつわるエピソードや、商品のこだわりなどを教えていただきました。

最後に横山さんご自身の将来の夢をお聞きしました。

横山さんご夫婦

私の将来の夢は、和菓子をライブで作って、その場で食べてもらえるライブカフェをやることです!お寿司屋さんのように、お客さんの目の前で和菓子を作って、出来立てを食べてもらうイメージですね。

以前、とあるイベントでやったことがあって、僕自身とても楽しかったんです。和菓子として一番美味しい状態の、”出来立て”を目の前で食べてもらえるのが嬉しかったです。

お客様にとっても、贅沢な時間を過ごせるカフェになるのではと思っています。いつかやりたい夢ですね。

ひらガール

和菓子のライブカフェ、特別な時間を過ごせそう!
楽しみにしています!

店舗概要

Traditional Japanese Patisserie 菓楽

住所:大阪府枚方市養父丘2-7-24
電話:072-896-5758
営業時間:9:00-19:00
駐車場:4台
定休日:水曜日
アクセス:
Instagram:@kagura0306
Facebook:https://www.facebook.com/wagashi.kagura/
お取り寄せも可能。電話にてお問い合わせください。

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記事は取材時点の情報です。最新情報は各webサイトなどでご確認ください。

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