資料館開館20周年!市立枚方宿鍵屋資料館とは?記念イベントも開催[PR]

目次

枚方宿の歴史を伝える資料館「市立枚方宿鍵屋資料館」

江戸時代、京都と大坂を結ぶ京街道の宿場町として賑わった「枚方宿」の歴史を紹介する「市立枚方宿鍵屋資料館」。

江戸後期の町家構造を残した鍵屋資料館の主屋は枚方市指定有形文化財となっており、水陸交通の要衝地として栄えた枚方宿の歴史を紹介する唯一の歴史資料館です。

1997年まで料亭・料理旅館であった「鍵屋」の建物を解体修理し、市立の資料館として2001年(平成13年)7月3日に開館。

今年2021年に資料館開館20周年を迎えます!様々な記念行事もおこわれますのでご紹介していきます。

旧枚方宿の町並みは、平成7年(1995)に枚方市の歴史街道モデル事業地域に指定され、「市立枚方宿鍵屋資料館」は、当時の街並みを象徴するメインスポットとして親しまれています。

資料館開館20周年記念イベント

写真はイメージです

イベントの詳細について、開催が近づいて決まり次第、改めてひらいろWebサイトなどでご紹介したいと思います。

・2021年11月16日開催「20周年記念講演会」

鍵屋資料館開館20年のあゆみ・枚方宿や淀川舟運のお話が聴ける記念式典が開催される予定です。(枚方市総合文化芸術センター・小ホールでの開催を予定)

・2021年10月30日開催「林家愛染さんの落語会」

林家愛染さんを招いて落語会が行われる予定です。三味線も登場し、お囃子の紹介もある予定だとか!

・2021年10〜11月開催「菊人形講座」

開館20周年記念の菊人形の企画展に合わせて、特別講師を招いての講演会や、菊付けの実演会を予定されています。

・毎月第2日曜日開催 「鍵屋太兵衛商店」

「鍵屋太兵衛」とは枚方宿の中でも名の知れた鍵屋の主人が代々受け継いだ名前

「鍵屋太兵衛商店」とは、2020年10月に始まったイベントで「くらわんか五六市」に合わせて、毎月第2日曜10:00-16:00まで鍵屋資料館の主屋で開催されています。赤提灯が目印!

街道沿いから直接入れるので、入館料は不要なのも嬉しいポイント。

くらわんこグッズや、枚方名菓、呼人堂の「暁」や遠州屋の「でぐち団子」、巴堂の「くらわんか餅」、コンフェクトナカジマの「くらわんこのマドレーヌ」などが数量限定で販売されています!(なくなり次第終了・季節により販売商品が変わります)

枚方市内の名菓が集まるのでとても賑わっていて、早々に完売してしまうのだとか!

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市立枚方宿鍵屋資料館の歴史

鍵屋は、江戸時代には大坂と伏見を結ぶ三十石船に乗降する人のための船宿として賑わい、「淀川三十石船唄」に「鍵屋浦には碇が要らぬ三味や太鼓で船止める」と歌われるほど、淀川筋ではよく知られた名所でした。大正・昭和期には料亭鍵屋として名を馳せました。

主屋は、文化8年(1811年)の建築で枚方宿を代表する町家です。表玄関は京街道に、裏口は淀川に面しており、船への乗降に最適な構造となっていました。

枚方宿の面影を留める貴重な建物として、主屋を平成9年(1997年)に枚方市有形文化財として指定しています。また、鍵屋敷地は枚方宿と淀川との密接な関わりを示すことから、平成10年(1998年)に市の史跡に指定しました。

主屋は解体復原を行い、別棟とともに「市立枚方宿鍵屋資料館」として平成13年(2001年)に開館しました。訪れた人々に、枚方宿の町家や船宿の様子を伝えています。

ー 平成28年(2016年)枚方市教育委員会
鍵屋資料館になる前の「鍵屋」の外観

鍵屋の裏手は、近代堤防によって隔てられるまで、淀川に接していました。

・幕末〜明治ごろの間取り図(左)
・昭和60年ごろの平面図(右)

鍵屋のシンボルである鍵マークのゆえん

江戸時代「蔵の鍵」は富の象徴であり、商売繁盛を願って鍵屋という屋号がつけられたと言われています。

よくみると様々な場所にこの鍵のアイコンが付いているので、ぜひ探してみてくださいね!

現在の鍵屋資料館の様子

鍵屋資料館には詳しい説明資料などが多く展示されていますので、当時の枚方宿や鍵屋の様子がよくわかります。
(時期により、一部展示替えがあります)

また、枚方宿の歴史について知りたい時は、館長さんや学芸員さんに詳しく案内してもらえます。

また、展示物の横にあるQRコードにスマホをかざすと、案内動画が見られるシステムもあります。
(▷ICTで非接触の展示解説についての記事を見る

鍵屋資料館の主屋(おもや)

照明をおさえて、当時の雰囲気を出来るだけ忠実に残された主屋。平成9年(1997年)に枚方市有形文化財として指定されている建造物です。

鍵屋資料館の大広間(2F)

大広間では、様々なイベントなどが開催されています。

鍵屋資料館の蔵

蔵には入れませんが、古い建物のまま残っているので歴史を感じます。

鍵屋資料館で人気のお土産

鍵屋資料館の受付前には様々なお土産品が並んでいます。

鍵モチーフの縁起物 300円(税込)

鍵屋ビールグラス 250円(税込)

鍵屋のはしおきガチャガチャ1回 600円(税込)

江戸時代「くらわんか舟」でも使われたと考えられる「くらわんか茶碗」の古典的な文様を箸置きで再現したガチャガチャが鍵屋資料館にあります。文様は全5種類。

鍵屋限定のオリジナルガチャガチャの「鍵屋のはしおき」。当時茶碗の主な生産地だった、長崎県波佐見町で作られています。※購入には入館が必要です。

ガチャガチャではありますが、ひとつひとつ手作りで丁寧に作られているのでとてもしっかりしていて、品があります。家族の人数分を回していかれる方もいらっしゃるとか。毎日の食卓で使ってみては!

辻他館長

ぜひ枚方の歴史を学びにきてくださいね!

市立枚方宿鍵屋資料館 概要

● 市立枚方宿鍵屋資料館
住所:大阪府枚方市堤町10-27
アクセス:京阪電車「枚方公園駅」西に徒歩5分
電話:072-843-5128
開館時間:9:30〜17:00(入館受付は16:30まで)
休館日:火曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)・年末年始(12/29〜1/4)
入館料:一般:200円/高大生:100円(学生証提示)/中学生以下:無料/障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方無料。障害者手帳アプリ「ミライロID」もご利用いただけます。
駐車場:お問い合わせください。
公式サイト
Instagram:@kagiyamuseum

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