2024年9月17日グランドオープンの枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館
枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館は、2024年9月17日にグランドオープン!
枚方市駅東側の商業施設、宿泊施設、住宅、行政施設を含めた利便性の高いビル「ステーションヒル枚方」の5階に開設されます。
枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館は、駅前の立地を活かして子どもや学生だけでなくビジネスパーソンまで、多様なニーズに応えるため、日曜日・祝日の開館時間を平日同様の夜21時まで延長して運営されます。(こちら以外の枚方市内の図書館は、日祝の開館時間は17時まで)
建築のテーマは「ボタニカル」。木を模した柱や明るい空間を目指して作られています。訪れた人たちが交われるように、交流スペースを広く贅沢に取っています。
枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館
住所:大阪府枚方市岡東町19-1ステーションヒル枚方5F
アクセス:京阪枚方市駅 東出口すぐ(ステーションヒル枚方5F)
電話:生涯学習交流センター:072-846-5557・市駅前図書館:072-841-1103
開館時間:9:00~21:00
休館日:毎月第4月曜日(祝日にあたる場合は開館します) 年末年始(12月29日~翌年1月3日までの日)
公式サイト :https://hirakata-elcl.jp
Instagram:@hirakata_elcl
指定管理者:株式会社図書館流通センター
↓地図はこちら
運営会社『株式会社図書館流通センター』について
今回は、枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館の運営会社『株式会社図書館流通センターTRC』の白井さんと福田さんにお話しをお伺いしました。
1979年に創業し、今や全国で500館以上の図書館にサービスを提供している『株式会社図書館流通センター』の主な事業は3つあります。
(1)本のデータ(目録)を作り、整理する
本のタイトルや著者など日々増えていく大量の本のデータをまとめています。
(2)本の物流
全国の図書館に卸す本を調達して届けています。
(3)図書館の運営
実際に図書館の運営まで行っています。
図書館にまつわる業務をワンストップで行えるのが強みなんですね!まさに図書館のプラットフォーム。
運営企業や自治体の方針に沿った企画を提案して、時代の変化とともに官民が連携し、幅広くサービスを広げています。
図書館流通センターが運営する、他市の図書館や本にまつわる施設の事例
- こどもの森中之島:こどもたちと絵本を結びつける事業や、文楽や音楽講演などの多彩なイベント、館内での物販スペース設置といったさまざまな活動など
- あかし市民図書館:今回の枚方に近い駅前再開発ビルの商業施設の中の図書館。市民による夢の図書館プロジェクトや地域講師たちが活躍する夏休み応援ラボなど
- 加古川市立加古川図書館:民間大型書店と連携した読書推進キャンペーン、吹奏楽部など高校生の活動や発表の場作りなど
- 海南nobinos:和歌山県海南市の複合施設内に作られた図書館。伝統色を通じて、街の風土や文化を知るワークショップイベント「色と不思議と色のイロイロ」など
など、全国各地でそれぞれの地域に根差した図書館作りが行われています。
本を借りるだけではなく、さまざまなイベントや展示、物販など従来の図書館のイメージを超えた素敵な取り組みをたくさんされています。
地域の伝統や歴史を受け継ぐ役割を図書館が果たしてくれるとは、新しいですよね。
枚方では一体どんな風に展開されていくのか楽しみですね!!
施設のコンセプトは『成長する木』
枚方市立生涯学習センター・枚方市立市駅前図書館のコンセプトは「成長する木」。
そこから、『キニナル』というニックネームができました。
枚方で暮らす人や働く人、こどもや大人たち。
そんなみなさまの学びや交流、”にぎわい”のあるまちをつくるコミュニティの新たな拠点として、実りある施設になることを目指しています。
「学ぶ心を忘れない」
福田さんより、「この図書館を作るにあたって、枚方市役所の方からも地域の方からも、枚方市民の皆さんが生涯を通して学び続ける『生涯学習』を大切に考えている気持ちをひしひしと感じていて、しっかりその思いを受け止めて期待に応えていきたい」とお話ししていただきました。
「この図書館が、文化や学びを通して交流できる場所であったり、まちづくりと社会の結び目を作る新たな拠点であるように。また、これまで知らなかったことに出会える『はじめの一歩を踏み出せる場所』でありたいという思いで企画・運営している」と熱く語っていただきました。
読書による個人的な学びだけではなく、仕事に活かせるスキルアップの学びの機会や大学生におすすめしたい勉強会や講座も行われる予定とのこと。
「学ぶ心を忘れない」、とても大事なことですね!背筋が伸びます!
枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館の特長
主な特長はこちらです。
- ①開館時間が土日祝に関わらず、9:00〜21:00までと長い
- ②駅前の利便性を活かした予約本の受け取りロッカーの設備
- ③ゆったりとした交流ロビースペース
- ④FreeWi-Fi完備
- ⑤充実した集会室やルームの完備
靴を脱いで上がるスペースも。子どもたちのおはなしコーナーも開催予定だそうです。
枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館の施設紹介
5階のワンフロアに生涯学習交流センターと図書館が隣接している珍しい施設です。またその両方を同じ会社が運営されるので、一体感のある柔軟な運営がかないます。
枚方市立生涯学習交流センターのご紹介
枚方市立生涯学習交流センターにはさまざまなイベントや、活動に合わせた使い方ができる貸し部屋が充実しています。
第1集会室
ドアがグリーンでとてもかわいいお部屋。その横には活動に使う備品などを入れるためのロッカーも完備されています。
第2集会室
窓が大きくて開放感のあるお部屋です。
第3集会室
大きな窓があり、明るいお部屋です。外にはグリーンが見えてほっこりします。
第4集会室
50名ほど入るお部屋で、窓からは京阪交野線の電車を一望することができます!電車ファンにたまりません!
大集会室
80名ほど入る、枚方市立生涯学習交流センターで一番大きなお部屋です。
稼働舞台やスポットライト、スピーカーなどの機材や設備も充実しているので、人形劇や演劇、音楽会など、幅広い使い方ができます。
舞台袖の黒いカーテンを広げると、ぐるっと舞台全体を幕で覆えるようになっています。いろんな使い方が想像できますね。
またこちらには、寄贈によるグランドピアノも設置されています。ピアノの発表会にも相応しい場所ですね!
そのほか、ヨガや太極拳など大人数で身体を使う活動などにも最適です。
フリールーム
フリールームは集会室とは少し違った雰囲気で、落ち着いた和やかな空間で活動されたい方にピッタリです。
和室
和室では、着付け教室やお茶教室、書道など和を意識した活動にオススメのお部屋です。取材の時も、畳の良い香りがしていました。
枚方市立生涯学習交流センターの貸し部屋
第1集会室~第4集会室・大集会室・フリールーム・和室
さまざまな活動に合わせて利用できる部屋の定員と広さの一覧です。
部屋名 | 定員・広さ |
---|---|
第1集会室 | 定員20人、30.5㎡ |
第2集会室 | 定員20人、30㎡ |
第3集会室 | 定員20人、30㎡ |
第4集会室 | 定員50人、77.4㎡ |
大集会室 | 定員80人、129.8㎡ |
フリールーム | 定員15人、26.1㎡ |
和室 | 定員20人、26.1㎡ |
枚方市立生涯学習交流センターの貸し部屋は、枚方市の予約システムから申し込みができます。
枚方市立市駅前図書館のご紹介
続いて、図書館のご紹介です。図書館は一般・児童図書、雑誌、新聞など2万冊の蔵書があり充実しています。
選書の特徴としては、研究書や専門書というよりは、小説や文庫本、入門書など誰でも親しみやすいジャンルの本が多く選ばれています。
市内のほかの分館だと8~10万冊あるそうなので広さとしては小さめですが、立地を生かして、予約してさっと借りやすい利便性を重視しているとのこと。
一般書架
一般図書は、ほどよく面陳列(表紙が見えるように設置)されていて、直感的に興味のある本が見つけやすいレイアウトになっています。
本をあまり読む習慣がない人でも関心が引かれるような、入門書を中心に選書されています。
図書館では珍しい、面陳列された棚。表紙をみると背表紙ではわからない魅力があってさらに読みたくなる本が増えるはず!
外のベンチや閲覧スペース、ロビーなど館内にも本を読める場所ががたくさんあるので、ゆったりと読書を楽しめます。
雑誌・新聞
雑誌・新聞は充実の80誌!自分の興味のある最新情報を受け取れます。
最新設備!ICタグ導入の自動貸出機
枚方市立駅前図書館は、枚方市では初のICタグが導入されています。
ユニクロやGUのセルフレジのように、自動で本を読み取って貸出することができるんです!
ボタニカルウォール
絵本のコーナーには、カラフルな棚が不規則に並ぶボタニカルウォールを設けています。
子どもたちが楽しく絵本を手に取れるようさまざまな工夫が散りばめられいます。
授乳室
授乳室や給湯器もあるので小さなお子さま連れの方も安心して来館できます。ベビーカー置き場もあります。
屋上広場
屋上テラスでは、枚方を一望したり、ベンチで外の空気を吸いながら本を読むこともできます!
読書に疲れたときに、ちょっと外に出てリラックスできる場所があるのはうれしいですね。
お話会やイベントなどでも使用する予定だそうです。
枚方市立市駅前図書館のスペース
部屋名 | 定員・広さ |
---|---|
書架スペース | 約175.9㎡。蔵書約2万冊、雑誌80誌、新聞 |
お話スペース | 約26㎡ |
センター・図書館共有スペース | ロビー:約689.82㎡ 事務室:約74㎡(受付含む) 屋上スペース:36.9㎡。 |
図書館の本の借り方
すでに枚方市内の図書館共通の貸出しカードを持っている方は、これまでと同様にカードを使って、1人最大12冊まで最大2週間借りることができます。まだ貸出しカードを持っていない方は、受付カウンターで登録できます。
スマート登録
来館することなくオンラインで「スマート登録」が可能です。なおスマート登録ならカードは発行されず、スマホなどの画面にカードのバーコードを表示して本を借りることができます。
なお、来館登録でカード発行している方も、インターネットの利用照会からスマホなどの画面にカードのバーコードを表示して本を借りることができます。
電子書籍
またスマート登録を行なうと無料で電子書籍を閲覧することもできます。拡大して大きな文字で読んだり、白黒反転できたり、目が見えない方には読み上げをしてくれる機能があります。詳しくは下記ボタンよりご確認ください。
読みたい本がないときは気軽に予約を!
図書館に読みたい本がないときは、取り寄せてもらうことが可能です。
図書館で新たに購入するか、別の図書館から借りてくることもあるそうですが、早ければ数日。長くても1ヶ月ぐらいで取り寄せてもらえるので、駅前でサッと受け取れて便利です。詳しくは受付カウンターでお尋ねください。
LINE連携
枚方市のLINEサービスもあります。LINE連携は、図書館の貸出しカードを忘れた時などに、LINE連携しておくことで、貸出しカードのバーコードを画面上に表示して本が借りられるほか、本の予約などにも便利です。
24時間本を返却できる!返却ボックス
枚方市駅の構内通路に24時間いつでも本を返却できる、返却ボックスが設置される予定です。急いでいる時にもとても便利です。
しばらく図書館に行ってない方は、最新の図書館が便利になっていて驚くこと間違い無し!立地がよくさらに利用しやすくなった図書館。これを機に久々に利用してみてはいかがでしょうか。
以上、枚方市立生涯学習交流センターと枚方市立市駅前図書館のご紹介でした!
商業施設内の複合施設ということもあり、従来の図書館のイメージとは異なる、にぎやかで明るい雰囲気の図書館です。
新しい興味関心が広がり好奇心が刺激されること間違いなし。
独自のさまざなイベントやサービスが広がる最新の図書館にぜひ行ってみてくださいね。
福田さん白井さん、ありがとうございました!
枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館の概要
枚方市立生涯学習交流センター・枚方市立市駅前図書館
住所:大阪府枚方市岡東町19-1ステーションヒル枚方5F
アクセス:京阪枚方市駅 東出口すぐ(ステーションヒル枚方5F)
電話:生涯学習交流センター:072-846-5557・市駅前図書館:072-841-1103
開館時間:9:00~21:00
休館日:毎月第4月曜日(祝日にあたる場合は開館します) 年末年始(12月29日~翌年1月3日までの日)
公式サイト :https://hirakata-elcl.jp
Instagram:@hirakata_elcl
指定管理者:株式会社図書館流通センター
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