コルクを抜けば広がる、イタリアンと味噌の冒険「cavatappi30」
2017年3月、楠葉の静かな住宅街にオープンしたイタリアンレストラン「cavatappi30(カヴァタッピ サンジュウ)」。
扉を開けると、アットホームな雰囲気と温かみのある空間に包まれます。
驚くべきことに、店主の岩本さんはもともとパスタ嫌い。これこそが「cavatappi」のユニークさを物語る始まりです。


住所:大阪府枚方市楠葉花園町3-10
電話番号:072-800-1477
営業時間:11:30〜14:30(L.O.13:30)
18:00~24:00(L.O.23:30)
定休日:ランチ日・月・木、ディナー不定休(Instagramをご覧ください)
アクセス:京阪本線「樟葉駅」から徒歩10分
駐車場:なし(近隣にコインパーキングがあります)
Instagram:@cavatappi30_01.03.2017
公式サイト:https://cavatappi30.com
お店をオープンするまでのストーリー
お店を開くきっかけとなったのは、店主岩本さんのお子さんの誕生でした。「このまま会社員ではなく、自分の店を持とう」と一念発起し、地元に腰を据えて準備を開始。こうしてオープンしたのが、現在の「cavatappi30」です。

店名「cavatappi(カヴァタッピ)」は、ワインオープナーのスクリュー部分を指すイタリア語。そして、「30」には店主の岩本さんの料理へのこだわりが隠されてます。
「味噌(みそ)」と「三十路(みそじ)」の音の響きを掛け合わせ、日本とイタリアを結ぶ独創的なアイデアを象徴する数として選ばれたそうです。
イタリア料理の奥深さと味噌との革新的な出会い。その意味が店名に込められています。

「うちのおかんが作るパスタが、あんまり美味しくなくて(笑)」と、笑う岩本さん。幼少期、お母様が作るパスタがあまり好きではなく、苦手意識を持っていたそうです。
しかし、お母様がパスタ好きだったことがきっかけで、「イタリアンのお店で働いてみるのもいいかな」と、軽い気持ちでイタリアンの世界に足を踏み入れたといいます。
大学卒業後、京都の大手企業のイタリアンレストランでの仕事を通して、「イタリアンってこんなに奥深いんだ!」と、次第に愛情が芽生えていきました。「一流のシェフたちと働けたことは、本当に大きな財産です」と振り返ります。
ここで学んだ料理技術と接客術が、現在のお店の基盤となっています。
味噌×イタリアンという斬新な発想


「普通のイタリアンでは、お客様に認知されにくいと感じていたんです」。そう語る岩本さんは、料理の新しい可能性を模索していました。そんなとき、図書館で偶然目にした「味噌」の本がひとつのきっかけとなりました。
実は、イタリアンレストランで働いていた時代、岩本さんは味を調えるために味噌を隠し味として使うことがありました。その経験をふと思い出し、「味噌はもっとイタリアンに活かせるのでは?」というひらめきが生まれたのです。

中でも挑戦的だったのが、デザートへの味噌の応用でした。使ったのは、コクが強く濃厚な「八丁味噌」とやや甘めでマイルドな「信州みそ」。この2種類の味噌をどの割合でブレンドするかが味の決め手だといいます。
八丁味噌が強すぎるとしょっぱくなるし、信州みそが多すぎると味噌の個性が薄れてしまう。ちょうどいいバランスを見つけるまで試作を重ねて完成したのが「味噌ティラミス」。


意外性のある組み合わせに驚かれるお客さまが多いです。でも、意外と合う!と言っていただけています!
こうして、味噌を使ったスイーツという発想が「cavatappi30」の個性を形作る大きな要素に。
この挑戦こそが「cavatappi30」の唯一無二の魅力を生み出しています。


「家庭的なイタリア料理」へのこだわり


cavatappi30が目指すのは、誰もが気軽に楽しめる「家庭的なイタリア料理」です。メニューには、ピザやパスタだけでなく、イタリアの郷土料理やお母さんの味を思わせる温かみのある料理が並びます。
また、枚方・八幡を中心とした地元の食材を積極的に活用しているのも特徴の一つ。地産地消を意識し、季節ごとの新鮮な野菜や調味料を取り入れることで、イタリアと日本の四季や食文化の共通点を見出しながら、親しみやすい料理を提供しています。
その根底には、「料理を通して、お客様に温かみを感じてほしい」という、岩本さんの強い想いを感じます。
地域に根ざしたアットホームなイタリアン


「cavatappi30」は、誰もが気軽に立ち寄れるアットホームな雰囲気が魅力のお店です。「家族連れや小さなお子様連れのお客様が多いですね」と店主の岩本さんが語るように、まるで親戚の家を訪れたかのような安心感があります。
お店の場所は、京阪樟葉駅から徒歩10分とアクセス良好。地元のマンション住民や常連客から愛され、結婚記念日や誕生日などの特別な日には、記念日プレートのサービスで大切なひとときを彩るなど、細やかな心配りが感じられます。
イタリアンと日本の食材を融合させた独創的な料理が魅力の「cavatappi30」。地元の新鮮な食材を活かしたメニューは、訪れる人を惹きつけ、繰り返し訪れたくなる理由の一つとなっています。




人気メニュー
●海老と白味噌のトマトクリーム フェットチーネ


人気メニューは「海老と白味噌のトマトクリーム フェットチーネ」です。
味噌のコクとトマトの酸味が絶妙にマッチした他では味わえない一品です。
●味噌に漬け込んだローストポーク
1週間かけて丁寧に味噌に漬け込み、じっくり焼き上げたローストポークは、肉の旨味を引き立てる深い味わいが特徴。
味噌の熟成香としっとり柔らかな食感が絶妙で、贅沢なひとときを味わえる一品です。
●味噌を使ったバーニャカウダー
地元の新鮮な野菜をふんだんに使用したバーニャカウダー。
味噌ベースの特製ソースは、濃厚でありながら野菜の甘みを引き立て、ヘルシーながらも満足感のある一品に仕上がっています。
バーニャカウダーは瓶詰めでテイクアウトすることもできます!お家でも楽しめます。


●味噌ドレッシングを使ったゴロゴロ野菜サラダ
地元産の新鮮な野菜をたっぷり使ったサラダは、見た目も鮮やかでヘルシー。
特製の味噌ドレッシングが野菜一つ一つの味を引き立て、野菜嫌いなお子様にも大人気です。


●味噌ティラミス


デザートには、「味噌ティラミス」がおすすめ。甘さ控えめで大人の味わいが楽しめる、食事の締めにぴったりの一品です。





どの料理も味噌の新しい魅力を発見できる一品ばかりで、とてもおいしく頂きました!
月に一度の料理とワインのペアリング体験


岩本さんが情熱を注ぐもう一つの世界、それが「ワイン」です。「ワインは奥が深く、知れば知るほど面白い」と語る岩本さんは、イタリアワインを中心に、スペインやアメリカなど多国籍なワインを取り揃えています。
その魅力をもっと多くの人と分かち合いたいという想いから、月に一度「ワイン会」を開催。選び抜かれたワインと料理のペアリングを堪能できるこのイベントは、訪れた人々を特別な体験へと誘います。
特に注目すべきは、スペイン人ワインインポーターとの交流から生まれる希少なセレクション。市場にはなかなか出回らない特別なワインが味わえることも。
コルクを抜くたび、新しいワインの世界への扉が開かれるような瞬間を実感できるでしょう。






「もっとワインの魅力を知りたい」「新しい味覚を発見したい」という方には、ぜひ足を運んでいただきたいイベントです。
ワイン初心者から愛好家まで、誰もが楽しめる空間で、ワインの奥深さと料理とのペアリングを体験してみてはいかがでしょうか?


店主の岩本さんからメッセージ





「cavatappi30」では、イタリアと日本、それぞれの文化の家庭的で温かみのある料理を、一つひとつ心を込めてお届けしています。地域に愛されるレストランであり続けるために、これからも挑戦を続けていきます。
ぜひ「cavatappi30」で、心温まる特別なひとときをお過ごしください!
住所:大阪府枚方市楠葉花園町3-10
電話番号:072-800-1477
営業時間:11:30〜14:30(L.O.13:30)
18:00~24:00(L.O.23:30)
定休日:ランチ日・月・木、ディナー不定休(Instagramをご覧ください)
アクセス:京阪本線「樟葉駅」から徒歩10分
駐車場:なし(近隣にコインパーキングがあります)
Instagram:@cavatappi30_01.03.2017
公式サイト:https://cavatappi30.com
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