キャッサバの魅力と可能性を広めたい!
ブラジルを代表する野菜「キャッサバ」を穂谷で栽培する宮島さん。適さない気候の中でも時期や育て方を工夫することで、穂谷でも立派なキャッサバを育てています。
キャッサバ(cassava)
デジタル大辞泉より引用
トウダイグサ科の落葉低木。高さ約3メートル。葉は手のひら状に五~七つに深く裂けている。塊根がサツマイモに似て大きく、タピオカとよばれるでんぷんをとり、熱帯地方では主食の一とする。ブラジルの原産。タピオカのき。カッサバ。
スイーツやケーキ、コロッケなどキャッサバを使った料理の可能性は無限大!ということで、今回は宮島さんにキャッサバの魅力や、栽培に関する工夫などをお聞きしてきました。
取材時、宮島さんにとっても美味しいキャッサバ料理を振る舞っていただきました!
収穫体験もさせてもらったので、その様子もお届けしますよ!
お問いわせ:InstagramのDMより
Instagram :@hirakata.mani.farm
キャッサバを育てようと思ったきっかけ
キャッサバは原産国のブラジルだけでなく、東南アジアなど熱帯地方の地域では主食となっている穀物です。
日本では暖かい気候の沖縄を始め、ブラジル人が多く住んでいる愛知、岐阜、三重、静岡などの地域でキャッサバが栽培されているそうです。
宮島さんのお父様は、1968年頃に日本からブラジルを渡り、アマゾン地方で農園を営む団体の管理者として働くために移住されました。
宮島さんは生まれてから19歳までをブラジルで過ごし、普段から畑のお手伝いをするのはもちろん、キャッサバが当たり前にある生活を送ってきたそうです。
宮島さんが日本に来たのは1992年当時19歳でした。日本ではキャッサバがなかなか手に入らない、ということがわかり、自分で作るしかない!と思ったのがキャッサバ作りを始めるきっかけでした。
穂谷との出会い
まずは農業組合が提供している貸し農園で、キャッサバ栽培にチャレンジした宮島さん。キャッサバの苗は普通には販売していないので、他の農家の方に苗をもらって栽培をスタートしました。
栽培はうまく行ったのですが、キャッサバを育てるにはスペースが小さすぎました…もっと広い畑で栽培したかったんです。
どうにか広い畑を借りられないか、と方法を探していたときに見つけたのが、とある企業が開講している有機栽培の研修講座でした。
そこで宮島さんは、主に有機栽培に関する農業の研修を受けます。その時の提携農家だったのが、穂谷で農業を営む「ひらかた独歩ふぁーむ」代表の大島さんでした。
▼ひらかた独歩ふぁーむについて
穂谷と宮島さんを繋げたのは、ひらかた独歩ふぁーむの大島さんだったんですね!
農業は奥が深く、学び続けることが必要です。研修講座も週1回になってしまい、それでは少ないなと思いました。
継続的に学び続けるためにも、穂谷で農業を営む大島さんの元で現在も働いています。
大島さんは私の師匠です!!
キャッサバの可能性は無限大!
宮島さんが、キャッサバを使ったブラジル料理を用意してくださいました!主菜、副菜、さらにはデザートまでキャッサバが使われています。
ブラジル版肉じゃが「ヴァガ・アトラーダ」。牛肉。キャッサバ、にんじん、トマトを煮込んで作ります。
お肉がゴロゴロ入っていて、もっちりしたキャッサバもよく合います!
続いてこちらはブラジル風コロッケのコッシーニャ。鶏のももに見立てた形をしていて、ブラジルでは軽食として食べることが多いそうです。
味付けされた鶏胸肉玉ねぎなどを、キャッサバで作った生地で包んで揚げます。
味付けがしっかりされいて、パクパク食べちゃう美味しさです!
キャッサバにはデンプンが多く含まれているので、モチモチした食感になるんです。
他にも、キャッサバを使うと小麦粉不使用のグルテンフリーのスイーツも作れちゃいます!食べてみると少しもちっとした食感でした♪
キャッサバの魅力は、主食としてメインにも、お菜として脇役にもまたスイーツとしてお菓子にもなれることです!
ブラジルでは木の幹部分を燃料にしたり、最近はキャッサバの葉っぱも料理に入れて食べることもあるそうです。
キャッサバの可能性は無限大です!
穂谷でキャッサバ栽培を始めて
主に暖かい地域で育てられるキャッサバですが、穂谷は山間地で寒くなるので、栽培時期を考慮する必要があります。
基本的にはさつまいもと同じ季節に栽培をするんですが、穂谷では4月に植えたとしても一度霜が降りるとキャッサバの苗が死んでしまいます。
霜が降りない時期に植えて、霜が降りる前に収穫する必要があるんです。
初めは大島さんの研修畑で大体100本の苗から始めて、今では240~250株を育てています。
他にもパパイヤやローゼル、クマリ、パクチーなどの作物も試験的に育てているそうです。宮島さんは穂谷で新たな挑戦を続けています。
穂谷で作られている野菜の幅が広がりそうです!
キャッサバの収穫体験をしました!
ひらいろ編集部がキャッサバの収穫体験をさせてもらいました。収穫後の皮剥きで驚いたこともありました!
スコップでキャッサバの木の周りをほぐします。この時、キャッサバを傷つけてしまわないよう慎重に!
ある程度土がほぐれたら手で余計な土を退けます。
根に近い部分を持って、ゆっくりと引き上げます。
土がサラサラなので、女性一人でも簡単に収穫することができます!部分的に折れることもなく、綺麗な状態で収穫ができました!
力要らずで簡単に収穫できました!すっぽり出てくるのが楽しいです!
キャッサバは鮮度が命。収穫したらなるべく早く、皮を剥いた状態で真空パックに入れて冷凍します。
包丁で切れ込みを入れたらスルスルと皮を剥くことができました!真っ白なキャッサバが綺麗です。
とっても簡単に皮剥きができて驚きました!
Mani farm 宮島さんからメッセージ
穂谷でのキャッサバ作りはまだ始まったばかりです。今はキャッサバの需要に対して、私の供給が追いついていない状況なので、今後は栽培する量を増やしていきたいですね。
キャッサバの魅力と可能性を皆さんにもっと知っていただくためにも、ゆくゆくはし収穫体験もやっていきたいです!
今回は穂谷でキャッサバを育てるMani farmの宮島さんにお話を伺いました。
キャッサバを使った料理はどれも絶品でしたし、ブラジル料理はなかなか食べる機会がないので、そのキャッサバの可能性に驚きました。
挑戦を続ける宮島さんの活動を応援しています!
お問いわせ:InstagramのDMより
Instagram :@hirakata.mani.farm
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