おうちにお花を飾ってみたい。はじめての春のお花の楽しみ方
「おうちにいる時間が増えて、おうちにお花を飾ってみたい」という方が増えているそうです。
春が近づいてくると、まちのお花屋さんには次々、色とりどりのきれいなお花がずらりと並びます。眺めていると、「好きな切り花をいろいろ選んで、おうちでおしゃれに飾ってみたい!そんな生活をしてみたいな〜!」というのが、女子の夢であります。
でもいざお花屋さんに行ってみると、自分で切り花を選んでおうちで生けるっていうのは、普段さわり慣れていない人からすると少しハードルが高くありませんか?ひらいろ編集部の私、Kもそうです。
私も花が好きでよくお花屋さんには足を運ぶのですが、いざ前にすると「うーん、どのお花もかわいいけど何を選べばいいかわからん!」と諦めてしまって、悩んだ末、結局鉢植えの観葉植物を買うまでにとどまってしまいます。
切り花といえばすでに花束になっているものをお祝いやお礼でいただいた時にさわるくらい…。実際、普通の人の感覚はだいたいそんな感じではないでしょうか?
でもやっぱりお花屋さんで自分の好きな花を選んで、おしゃれに生けてみたいんだーー!
そんな方にオススメしたいのが、枚方市内でお花を教える高橋英子さん主宰の「季節のお花を束ねる会」。
講師:高橋英子(たかはし えいこ)さん(枚方市在住・30代女性)
お花を習いはじめて8年目。
「好きなことを仕事にしたい!」とごく普通のOLから花市場内の切花の仲卸に転職して4年目。
仕事の合間を縫ってお花の教室を不定期開催している。
Instagram
今回は超初心者・ひらいろ編集部のKが実際に高橋英子さん(以下、英子さん)のワークショップに参加させてもらってきました!
次回開催日と申し込み方法について記事の最後にご紹介していますのでぜひお付き合いください。
また、2021年3月15日発行のひらいろ第10号では、同様に枚方市内のお花屋さんでワークショップをされているお店を3つご紹介いたします!ぜひ合わせてお楽しみいただいて、お花に触ってみるきっかけになれば幸いです。
初めての方にお花をさわってみてもらいたい。季節のお花を束ねる会
実は、私自身お花を習い始めたのは30代になってからなんです!
遅咲きスタートですが今となっては大好きなお花を仕事にして、家でもたくさんの植物を育てています。
枚方市内には実はたくさんのお花屋さんがあって、身近な存在なんですよ。
お花代含めて1回の飲み会代ぐらい(笑)で参加できる価格で教室をしていますので、みなさんにぜひ日常にお花を取り入れてもらえるきっかけを作れたらなと思います!
完成後はブーケとしてお持ち帰りいただけますよ。
今回の春のお花を束ねる会で使うお花
毎回、季節にあった新鮮なお花を選んでいます。
今回は春を意識した明るい可愛い色合いの花を多めに選んでみました!
今回の束ねる会で使うお花
・コデマリ(春だけ)
・フリージア(ピンク)
・チューリップ(黄色・双子のつぼみ付き)
・ラナンキュラス(ピンク・春だけ)
・ギンバアカシア
・アストランチア(輸入花)
・ぜんまい
・スターチス(オレンジのニュアンスカラー)
・レモンリーフ
お花を束ねる時に意識したい大事なことは、2つだけ!
生花には、あれこれ難しいテクニックがあることはあります。
でも私のワークショップでは、まずはお花に触ってみる機会を作る役割ができたら…!と思っていいます。
なので難しいことは言いません!!
そのぐらいハードルを下げると、気をつけておいてほしいことはたった2つだけなんですよ。
1、余計な葉っぱを落として下処理をしっかりしましょう。
最初はお花についている余分な葉っぱを取ることから始まります。かわいそうだなーとかもったいないなーという気持ちにもなりますが、しっかり葉っぱを取らずに花を生けてしまうと、水の中でバクテリアが増えやすくなってしまうので、かえってお花の命を短くしてしまうんだそう。
水を清潔な環境で保つために、花瓶に浸かるであろう葉っぱは全部取っちゃいます!迷うところは残しておいて最後に取るようにすれば失敗しません。
ご、ごめんねー>_<と思っちゃいますが、この取っちゃった葉っぱやつぼみ達は、別で小さな小瓶に生けるのも良し◎
2、花の向きをしっかり確認しましょう。
お花を束ねる時は、花の向きがどちらを向いているか意識してみましょう。
必ずしも花が正面を向かなければいけないわけではありません。あえて横を向けたりしてもOK!
向きを変えたい時は、茎の下の方から回してあげると良いです。また、高さを変えてあげたり、近くのお花に引っ掛けると向きを変えやすくなります。
大事なのはこの2つだけ!これを意識して、実際の流れをお伝えしていきます。
季節のお花を束ねる会の流れ
ワークショップはだいたい1時間〜2時間以内。
①英子さんによるデモンストレーション
英子さんから一つ一つのお花の名前や特徴を聞きながら、こんな風に花を束ねていくとうまくいきますよ、という実際のデモンストレーションを受けます。
束ねる時に持つところや合わせていく順番、向きなど、コツを教えてもらえるので、とても勉強になります!
自分だったらこうしようかなぁと妄想しながら聞いていると良さそう!
ひととおり説明を聞き終わったら、取り分けてもらった自分のお花で早速実演!
②葉っぱの下処理
先ほど教えてもらった葉っぱ取りをしていきます。
この辺りでまとめようかな、と、自然と手で握ったところから下の葉っぱをとる感覚。
(実際に持ってみないとわからないかも)
③英子さんのデモを参考にしながら、お花を自由に束ねていく
お花の向きを常に確認しながら!
一緒にワークショプに参加させてもらったみずきさんに一言感想をいただきました。
「英子さんのお花に対する考え方やセンスを尊敬して、ワークショップに参加しています!
子供のころからお花が大好きで、社会人になってからも特別な時などには購入しますが、日常生活や自分へのご褒美感覚で取り入れることが出来るようになった気がします!」
わからないことがあればすぐに質問できる少人数制。自分なりにできたら、英子さんに調整していただきます。
お花は最終的にブーケとして簡単なラッピングをして持ち帰るため、花瓶に生ける前に形が崩れないように紐で括ります。
形が崩れないように、紐で強めに縛ります。紐はなんでもOKです。
お花が上を向くように気をつけて!
花瓶に合わせて高さを調整。
花ばさみを使って、長すぎる茎を切ります。
今回は特にぜんまいが硬かったですが、パキッと鉛筆のようにいい音がして切れました。
最後、花瓶に挿してからも微調整。
絡まっていたらほぐしたり、苦しくないように緩めてあげたり調整して仕上げます。
④できたら花瓶に挿して撮影
切り花のアレンジをやったのは本当に初めてでしたが、英子さんに色々教えていただきながら無事に完成できましたー!!
同じ花を使って同じように作っていっても、人によって全然違う仕上がりになるので面白いです!性格が出ますね〜
英子さんより
「難しいことは言わず、『1回の飲み代を私に預けてくださったら素敵なお花と時間を提供します!』ってよく言っています。参加費はまさに飲み会の会費(笑)、1人3,500円(税込)でさせてもらっています。(内容によっては変更することもあります)
ワークショップではまずお花に触り慣れてもらって、気分に合わせていろんなお花屋さんに行ってみてほしいなと思います。
枚方って実はお花屋さんが多いと思いませんか?それぞれのお店にこんな種類のお花が多いとか、リーズナブルだとか、店主が素敵だとか様々な特徴があるので、いろんなお店に行って、いろんなお花に触れてもらえたら嬉しいなと思います」
「あと、日本のお花の農家さんってとても仕事が丁寧なんです。そういうこともお伝えしていきたいです。
例えば、今回使ったオレンジのニュアンスカラーのスターチス。若いお兄さんが一生懸命いろんな色のスターチスを作っているんですよ!バラや百合、カーネーション、様々な小花など、それぞれの花農家さんでInstagramなどのSNSで情報発信されてる方も多いので、もしよければ色々見てみてくださいね」
今さら聞きづらい、お花の初心者が気になるあれこれ
- お花を少しでも長持ちさせるコツはありますか?
-
よく聞かれます!
長持ちさせるために栄養剤をあげたりする方法もありますが、
おうちだと、花瓶をできるだけ清潔にすることですね。
毎日とは言わずとも少し汚れてきたなと思ったら、ゆすいでヌメリをとってあげてください。
あとはエアコンが効きすぎていたり、風が直接当たるのは避けてあげましょう。
明るいに越したことはないですが、切り花に関しては日当たりは気にしなくても良いと思います。
また茎の切り口を新しくするのもよいです!
枯れることは自然なことなので、枯れたお花から抜いて処分していきます。
最後に残ったお花は短く切って小さな瓶やマグカップに移してあげるとよいです。
- ドライフラワーにできるかできないか見分ける方法はありますか?
-
ドライフラワーのプロはなんのお花でもドライにしちゃうんです!
難易度が低くて失敗しないのは、スターチスです。特に紫のスターチスは鮮やかな色がしっかり残りますし、乾燥した時にゴミも出にくいのでチャレンジしやすいお花です。
今回のお花でいうと、ラナンキュラスやスターチスがおすすめ。コデマリは難しいですね。
他でいうと、桜や梅のような枝のお花、ガーベラ、カーネーションなんかは難しいです。
英子さん、ありがとうございました!
季節のお花を束ねる会の次回開催のお知らせ・予約方法はInstagramのDMから
次回開催は、
開催日
・2021/3/6 (土) 15:00-
・2021/3/27(土) 15:00-
※ 各3名ずつ
料金:¥3500- 花材費込
持ち物:お持ち帰り用の袋
※はさみは貸出します
お申し込みは、英子さんのInstagramのDMでお願いします。
「ひらいろを見ました」とお伝えいただくとスムーズです。
英子さんの優しい人柄が伝わる素敵なアカウントなので、見るだけでも癒されます♪
冒頭にも書きましたが、2021年3月15日発行のひらいろ第10号では、同様に枚方市内のお花屋さんでワークショップをされているお店を3つご紹介いたします!ぜひ合わせてお楽しみいただいて、お花に触ってみるきっかけになれば幸いです。
みなさんもぜひ、春のお花をおうちに飾ってみてくださいね!