創立は1948年。「服を作る学校」星ヶ丘洋裁学校
京阪交野線「星ヶ丘駅」を下車。駅前の坂をずんずんと登った先の小さな丘に「星ヶ丘洋裁学校」はあります。
リネンやガーゼ、柔らかい素材の洋服に身を包んだ女性たちが、みどりに囲まれた木造校舎に入っていきます。
「豊かな自然の中で自分らしく学ぶ」それが、星ヶ丘洋裁学校の理念です。
こちらはギャラリー。
校舎の隣りにある「ソーイングギャラリー」も見逃せません。
洋裁学校の奥の庭には自然の中で珈琲を楽しめるカフェが併設されています。
「洋裁学校の根っこ」をたどる
星ヶ丘洋裁学校には長い歴史があります。創立は1948年。今から約70年以上も前のこと。
1998年に休校になったり、近所のこどもたちから「お化けが出るぞ」なんて言われた時代もあるそう。
そうやって色々な歴史を乗り越えて、少しずつ根っこをはって、大きな木になり、現在は約100人の生徒が在籍しています。
服を作るってことはね、時間のかかること。
実際に授業の様子を見せてもらいました。学科は「基礎科」「本科」「パターン科」の3つ。どの学科でも、服作りに欠かせない「パターン(型紙)」をじっくり学ぶそう。もちろん、いきなり「いい服」は作れない。どんな服を作るのか、まずはイメージを絵に書いてみる。それから型紙を作ります。
ミシンの出番は、まだもう少し先のよう。
先生のお話を伺って、「一着の服ができるまでにこんなに時間がかかるのか」と感じました。
流行に流されて、すぐに新しい服が欲しくなってしまう自分がちょっと恥ずかしい……。
服作りは手仕事。だから、ひと針ひと針思いを込めて。
出来上がった服たちは、きらきらと輝いていました。
星ヶ丘洋裁学校概要
●星ヶ丘洋裁学校
住所:大阪府枚方市星丘2-11-18
電話:072-840-2476
アクセス:京阪交野線星ヶ丘駅から徒歩4分
公式サイト
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