６０年代に公開されたこの作品から５０年間も続くシリーズの第一作目。

昨年惜しくも９０歳で逝去されたショーン・コネリー。彼の演じるジェームズ・ボンドは歴代最高と謳われ、その人気は現在も衰えていません。コミカルとシリアスな作風の中に当時の時代背景を感じさせられつつ、スパイ映画としての原点を味わえます。

世界恐慌の１９３０年代、コンビを組んで銀行強盗を繰り返した伝説のカップル、ボニーとクライド。

彼らの出会いからお別れまでを描いた作品。アメリカン・ニューシネマの先駆とも言われているまであって、とても衝撃的な作風として注目を浴びました。

人類の夜明けから月面、そして木星への旅、壮大な映像とともに描かれる、スタンリー・キューブリック監督によるＳＦ映画の金字塔。

宇宙船の美しさや映像の構図を観ても、何十年も前に制作されたとは思えないほどの近未来な世界観。傑作です。

名優アラン・ドロンの出世作でもあり代表作と言われているこの作品は、まさしく映画史に残るラストシーンだと言えるでしょう。

何度観ても鳥肌が立ってしまうほどの最後のセリフは世代を超えて、沢山の人の記憶に残ることでしょう。

１９６３年の映画。舞台は第二次世界大戦下、脱出不可能と言われるドイツのとある収容所。

捕まっている捕虜全員でこの収容所からの脱出を試みます。大胆な計画を練り進める前半と、ハラハラが止まらない逃走劇が巻き起こる後半の部分がとてもワクワクさせられます。そんな見どころが満載です。

主人公のキャル役を演じたのはアメリカの伝説的な俳優、ジェームズ・ディーン。

彼はこの作品でスターの座を不動のものにしました。ジェームズ・ディーンの物憂げな表情や眼差しが胸に残る「愛」や「許し」を説いた今作は、現代の様々な作品に影響を与えました。

かつて中学校校長も務めた厳格な父・昇平が認知症になった。

そんな昇平が巻き起こす出来事の連続がきっかけとなり、おのおのが自分自身と向き合い始める。止まった父と、進み続ける家族。彼らの選択の先には、知らなかった愛があった。

15年前に亡くなった兄の命日に集まった家族たち。

何気ないたった2日間の日常を切り取った映像の中に、登場人物たちが心中に抱くざわめきが垣間見える。家族の繋がりにどこか窮屈さを感じながらも、それぞれの着地点を見つけていく。