\枚方市で家族みんなが楽しむ秋の味覚/
『穂谷でさつまいも掘り』体験レポート!
秋の訪れとともに、2024年9月21日(土)、枚方市東部に広がる穂谷地域で「さつまいも掘り」のイベントが開催されました。
今年で7年目を迎えるこのイベントは、昨年から家族連れで楽しめる秋の恒例行事となり、参加者の数も増加。今年は一般参加者約85名が集まり、自然の中での収穫作業を存分に楽しみました。
イベントのはじめに、KITANO ACEの村田さん、受託組合の谷口さんからご挨拶があり、イベントの趣旨やプロジェクトへの思い、注意事項についてお話を伺いました。
今年も多くの方に参加していただき、嬉しい限りです。わたし自身も枚方市民で、枚方市の特産品さつまいもを使って、全国的に有名なスイーツを作り上げようと取り組んでいます。
2018年からプロジェクトが始まり、現在では80店舗以上のKITANO ACEで「枚方産さつまいもたいやき」が販売されていて、全国のお客さまにも大変喜ばれています。
今日、みなさんに収穫していただくさつまいもがその商品に使われます。ぜひ、自分が掘ったさつまいもがこういう商品になったんだと自慢していただけたら嬉しいです。
2025年には万博もありますので、世界の方々にもぜひ食べていただき、喜んでもらいたいと思っています。みなさんと一緒に素晴らしいものを作り上げていきましょう。
今年は猛暑の影響で生育が不安定な部分もあり、収穫してみるまで出来栄えがわからない箇所もあります。
ところどころ葉が枯れている部分もあるかもしれませんが、その点を踏まえながら収穫をお願いします。
区画は私たちが事前に整備していますので、安心して作業を進めていただけます。
土が乾燥して硬い部分もありますが、私たちがスコップで土をほぐしますので、大人の方々にはその作業を手伝っていただき、子どもたちには安全にさつまいもを収穫させてあげてください。
それでは、どんどん掘っていきましょう!
参加者は、大人がスコップで土をほぐし、子どもたちがその中からさつまいもを掘り出すというスタイルで進行。
土が乾燥して硬いため、特に大人の手助けが必要な場面もありましたが、子どもたちは大きなさつまいもを掘り出すたびに大喜び!
見つけた時の「おっきい!」という子どもたちの歓声が畑に響き渡り、家族みんなが笑顔でいっぱいでした。
【イベント概要】※終了しています
日時:2024年9月21日(土)10:00~12:00頃
場所:穂谷1丁目付近。※京阪バス「境橋」前集合(無料駐車場あり)
所要時間:約2時間
定員:抽選で60名
持ち物:軍手・スコップ
その他:参加費無料。ただし、収穫したさつまいもを持ち帰る場合には1㎏350円で買い取り
▷詳細は枚方市のWebサイトをご覧ください。
いざ、さつまいも掘り!家族で楽しむ秋の収穫体験
待ちに待ったさつまいも掘りがいよいよスタート!
畑に到着した瞬間から、子どもたちは土の中に眠る大きなさつまいもに期待を膨らませ、ワクワクが止まらない様子でした。
今年は85名以上もの参加者が集まり、家族連れのグループでにぎわっていました。
私はさつまいもが大好きで、芋掘りは毎年の家族の恒例行事なんです。子ども用の軍手もあるんですよ。
初めてでも安心の「さつまいも掘り」
初めて参加する方でも心配ご無用。畑の両脇に広がる畝(うね)には、すでにさつまいもの葉や茎が取り除かれており、どこを掘ればいいのかすぐにわかるようになっていました。
主催者の谷口さんのおかげで、掘る作業もスムーズに進みました。
お父さんお母さんがスコップを使って硬めの土を崩し、その後、子どもたちが慎重に手でさつまいもを掘り出す光景があちらこちらで見られました。
「おっきい!」「見て見て、出てきたよ!」と歓声があがるたびに、周りの人たちも微笑みを浮かべ、一緒に喜びを分かち合う場面もたくさん見られました。
また、谷口さんをはじめとした農家さんたちも畑の中を巡回しながら、掘り方のコツを教えてくれたり、困っている参加者をサポートしたりと、和気あいあいとした雰囲気が印象的でした。
今回のさつまいも掘りは、単なる収穫作業ではなく、家族で協力し合い、自然とのふれあいを通じて楽しい思い出を作ることができる貴重な体験となりました。
今年の天候と作物の特徴
今年の夏は猛暑が続き、さつまいもの生育には苦労があったそうですが、受託組合の農家さんたちが愛情を込めて育ててくれたおかげで、無事に収穫を迎えることができました。
畑の土は少し硬めでしたが、スコップでほぐしながら進める作業は、むしろ家族で協力する楽しみを増やしてくれました。
今年収穫したさつまいもの品種は、甘みが強く、ホクホクした食感が特徴の「鳴門金時」。
全国でも人気の高いこの品種は、特に天ぷらや焼き芋、お菓子作りにもぴったりです。
「焼き芋にするのが楽しみだね!」という声も聞かれ、家に帰ってからの楽しみが広がります。
掘りたてさつまいもはどうなる?枚方名物「さつまいもたいやき」に変身!
※商品写真はイメージです
さつまいも掘りの楽しさを味わった後、気になるのは掘ったばかりのさつまいもがどのように使われるのかですよね。
この秋、枚方市では掘りたてのさつまいもを使った「枚方産さつまいもたいやき」が地域の名物として話題を集めています。掘り起こしたさつまいもがどのようにしてたいやきになるのか、その過程をご紹介します。
掘ったさつまいもが枚方の名物に!
今回総勢85名で掘った「枚方産さつまいも」約500kgは、枚方市長尾家具町にある「北條製餡所」さん(枚方市長尾家具町3-1-13)へと運ばれ、丁寧に皮をむかれた後、ペースト状に加工されます。
このペーストは、たいやきの餡(あん)として使用され、同じく長尾家具町にある「多田製菓」さん(枚方市長尾家具町2-12-10)によって、ほんのりとした甘さとさつまいも特有のホクホク感を生かした、地元ならではの「枚方産さつまいもたいやき」に仕上がります。
地産地消を意識した素材選びにより、枚方の特産物を存分に味わえるたいやきが誕生するのです。
↓こちらは一昨年2022年に多田製菓さんを取材させていただいた様子です。
こちらの記事で詳しくご紹介しています。
「KITANO ACE 枚方T-SITE店」(枚方市岡東町12−2)で販売されます。
この取り組みは、地域活性化を目指す「枚方農産物プロジェクト」の一環であり、さつまいもの魅力を広めるとともに、地元の農業を支える試みとして注目されています。
地域活性化のための取り組み
「枚方の名産品をつくりたい」という志を掲げ、2018年に枚方市農業復興課、KITANO ACE、枚方T-SITEが共同でスタートさせたプロジェクト。
この取り組みは、枚方の農業振興を目指す「ひらかた万博」の一環として行われており、市民参加型で収穫されたさつまいもを使って、「枚方産さつまいもたいやき」が作られます。
枚方産たいやきは、秋の季節限定品として販売され、毎年売り切れるほどの人気商品。2023年から枚方市のふるさと納税の返礼品にも採用されているんです。
枚方の農業振興に参加しよう!ふるさと納税やイベント情報もチェック
枚方での農業体験を楽しもう!
枚方は農業体験が盛んな地域です。
穂谷ではさつまいも掘りだけではなく、すももやホップ、キャッサバなどの収穫体験も行われています。
枚方市内では、季節ごとに農業体験イベントが開催され、家族連れや友人同士で楽しむことができるイベントが充実しています。これらの農業体験は、ただ収穫を楽しむだけでなく、地元の農業に触れ、農家の仕事に対する理解を深める貴重な機会となるでしょう。
ひらいろで「農業」と検索すれば、これから開催されるイベント情報を簡単にチェックできますので、季節ごとの収穫体験に参加してみてはいかがでしょうか。
最新のイベント情報をチェックして、枚方での農業体験や地域活性化の取り組みに参加しましょう。
これからも枚方市の農業と地域振興を支えるために、ふるさと納税やイベントへの参加を通じて、地元とのつながりを大切にしてみませんか?
▽直近の開催予定のイベントはこちら
ふるさと納税で枚方を応援!
枚方市民以外の方は、ふるさと納税を通じて枚方市を応援することもできます。枚方市は、地元産のさつまいもを使用した加工品や農産物をふるさと納税の返礼品として提供しており、全国からの寄付が地域振興に役立っています。
ふるさと納税を活用することで、枚方の農業や特産品を応援しながら、美味しい地元の産物を手に入れられるというメリットがあります。
ふるさと納税の詳細や返礼品情報は、公式サイトで確認できるので、ぜひ地域への貢献に参加してみてください。
3袋・寄附金額5,000円で、ふるさと納税サイト「さとふる」「ふるさとチョイス」で受付も近日開始予定です。
◯「さとふる」:https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1278012
◯「ふるさとチョイス」:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/27210/5340484
収穫したさつまいもでできる絶品料理
さつまいも掘り体験でたくさんのさつまいもを持ち帰ったら、ぜひおうちで手軽にできる料理にチャレンジしてみましょう!
今回は、特に人気の「さつまいも天ぷら」を作ってみました。
今回作ったレシピ
米粉:150g
水:約195ml
卵:1個
具材:さつまいも適量
揚げ油:適量
1.さつまいもの準備:さつまいもを洗い、皮ごと1cmほどの厚さに輪切りきます。水に10分ほどさらしてアクを抜き、水気をよく拭き取っておきます。
2.衣を作る:ボウルに米粉と水、卵を入れ、さっと混ぜます。あまり混ぜすぎず、軽くダマが残る程度がサクサクした仕上がりのコツです。
3.揚げる:160〜170℃に熱した油にさつまいもをくぐらせ、きつね色になるまで揚げます。
4.仕上げ:揚がったさつまいも天ぷらは、油をよく切り、軽く塩をふりかけてお召し上がりください。甘さと塩気のバランスが絶妙です。
サクサクの食感と、自然な甘さが口の中に広がる、秋の味覚を存分に楽しめるメニューです。
さつまいもがあまり好きではない息子も甘いさつまいもの天ぷらを食べる箸が止まりませんでした。
イベントに参加した感想
家族で楽しめる収穫イベントの魅力とは
さつまいも掘りの体験は、家族で自然や食の大切を学べる貴重な機会となりました。特に、子どもたちにとって、自分の手で収穫する達成感や収穫した作物を使って料理を楽しむ経験は特別だったようです。
親としては、さつまいもの収穫という家族の恒例行事を通して、子どもたちの成長を感じられるイベントとなっています。
また、今回は、プロジェクトの一環としてさつまいも掘りに参加したことで、地元「枚方」の魅力が再発見できました。
今年も多くの参加者がこのイベントを通じて、家族の思い出をつくり、食のありがたさを再確認できたのではないでしょうか。次回のイベントもお見逃しなく!
そして、ぜひ11/1販売予定のKITANO ACE 枚方T-SITE店で、今年の「枚方産さつまいもたいやき」をゲットして秋の味覚を堪能してください。