mine cafe/マインカフェ

水面回廊にある癒しスポット古民家カフェ「mine cafe」

2024年5月、水面回廊のそばにオープンした「mine cafe（マインカフェ）」。

穏やかな水辺を眺められる立地に建つ古民家カフェは、散策途中にふと立ち寄りたくなるお店です。

古民家をリノベーションした店内に一歩足を踏み入れると、木の温もりとやさしい光に包まれ、どこか懐かしく、ほっと心が落ち着くような心地よさがあります。

今回お話を伺ったのは、明るく気さくで、笑顔がとても素敵な店主・上原さん。

スタッフを信頼し、みんなを巻き込みながら、マルシェの開催や裏庭での野菜づくりまで、どんなことも前向きに楽しんでしまうエネルギッシュな方です。

取材中も、スタッフさんとのやりとりから伝わる温かな空気に、こちらまで心が和みました。

地域の人たちが自然と集まり、思い思いの時間を過ごす「mine cafe」。

水面回廊の散策とあわせて、ここで過ごすひとときは、きっと特別な思い出になるはずです。

▼地図ではこちら

「mine cafe」がみんなの居場所に――誕生ストーリー

「mine cafe」という名前には、ここを訪れる人が「私の居場所」だと感じてもらいたいという店主・上原さんの温かな想いが込められています。

おしゃべりをしたり、本を読んだり、ただゆっくり過ごしたり……。

それぞれが自分らしい時間を大切にしてほしいという願いから、どんな人にも開かれた場所になっています。

実際に、モーニングからランチ、そしてお茶の時間まで、思わず長居してしまうお客さまが多いのも納得です。

カフェを始めるきっかけは、上原さんが長年取り組んできた外国人就労支援でした。

日本で働きたい外国籍の友人に、雇用の場をつくりたい。その思いから、mine cafeのプロジェクトは始まったのです。

10年以上にわたる支援の経験と「人と人をつなぎたい」という気持ちが、カフェという形で実を結びました。

お店のmine cafeの大きな魅力のひとつが、家のようなアットホームな空間。

もともと住居だった古民家を丁寧にリノベーションした店内は、広々としたソファ席もあり、誰もがゆったりくつろげます。

上原さんは、「何よりもお客さまがほっとできる時間を大事にしたい」と話します。

その言葉の通り、80代のご高齢の方から子ども連れのファミリーまで、幅広い世代が思い思いの時間を過ごしています。

mine cafeは、多文化と地域がゆるやかにつながる、誰にとっても安心できるみんなの居場所として、静かに、そして温かく出迎えてくれる場所です。

地域みんなでつくる、心とお腹を満たす子ども食堂

カフェのオープンと同時にスタートしたのが、地域と子どもたちをつなぐ「子ども食堂」。
毎月5日と20日、開催日になると店内は子どもたちの笑い声でいっぱいに。

多いときには80人、普段でも50〜60人の子どもたちが集まります。

この活動の原点も、やはり上原さんの支援活動にあります。

「外国籍の子どもたちと日本の子どもたちが自然につながる場所をつくりたい」

そんな思いから、mine cafeと子ども食堂は切り離せない形で生まれました。

食材は、地域のたくさんの方々の協力で支えられています。

毎月20日には、ご近所の「恩地うどん」からはうどんが、精肉店からお肉の協賛があり、地元農家さんからは採れたての野菜が持ち寄られます。

子どもの日には和菓子屋さんからお餅が届き、お正月にはぜんざい用の小豆やお餅、ハロウィンにはお菓子が集まるなど、四季折々の恵みが食卓を彩ります。

また、お店のスタッフだけでなく、地域住民や一般のお客さまもボランティアとして参加しています。

なかには、高校受験でボランティア活動が必要だからと手伝いに来た男の子が、高校合格後もずっと続けているというエピソードも。

こうした一人ひとりの思いが重なり合って、mine cafeの子ども食堂は地域に根付いてきました。

温かいごはんと、そこに集う笑顔。
子ども食堂は、ただお腹を満たすだけでなく、人と人とのつながりを育む大切な場所として、mine cafeとともに歩み続けています。

ここでしか味わえない！ ベトナム人スタッフ考案の本格メニュー

mine cafeの大きな魅力は、ここでしか味わえない本場ベトナムの味。

メニュー開発にはベトナム人スタッフが深く携わり、日本にいながら現地そのままのおいしさを楽しめるよう工夫されています。

彩りや盛り付けにもこだわり、思わず写真を撮りたくなる美しさです。

人気メニュー

ベトナムコーヒーゼリー 700円（税込）

ココナッツの香りと甘さが広がる、贅沢な一品。

昨年までは夏限定でしたが、あまりの人気ぶりから通年メニューに。