ちぽっちの間

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居心地の良い貸し空間。長屋の中にある「もうひとつの場所」

2025年9月27日にオープンした「ちぽっちの間」は、京阪枚方公園駅から徒歩約3分の長屋つぎのひの一角に佇む、貸し空間です。

レトロな長屋の一室を、癒し空間にリノベーション。
様々なスタイルでの利用が可能であり「もうひとつの居場所」として、思い思いに過ごせることを目指しています。

シェアアトリエや、利用者によるワークショップ、体験会など、使いかたは色々。

今回はそんな長屋つぎのひにある、貸し空間「ちぽっちの間」をご紹介します。

ちぽっちの間

住所:大阪府枚方市枚方元町4-70 白-6
営業時間:7:00〜19:30
アクセス:京阪枚方公園駅 東出口から徒歩約3分
駐車場:なし
駐輪場:数台分あり
予約サイト:https://coubic.com/chipotch_no_ma
Instagram:@chipotch.no.ma

▼地図ではこちら

「ちぽっちの間」を始めたきっかけ

話をお聞きしたのは、オーナーのぽっちさん。

長屋つぎのひを知ったのは、図書館に置いてあった“長屋の見学会”という小さなチラシでした。
以前から長屋にちょっとしたあこがれを持っていて「枚方でもこんなことやってるんだ。面白そう!」と思い、行ってみたのがきっかけでした。

ぽっちさんは、20代から30代にかけて劇団 維新派に所属。

維新派は、毎回1ヶ月〜2ヶ月をかけて巨大な野外劇場と屋台村を建設し、公演が終ると解体して撤収するという劇団。みんなでひとつの空間、そしてカルチャーを作り上げていくという感覚は、ぽっちさんの心に深く刻まれていました。

そして当時、長屋に住んでいた役者仲間も何人かいて、それがとても楽しい思い出だったぽっちさん。

長屋つぎのひを見学したとき、あの頃の感覚を呼び覚まされ、ここで何か出来たらなと思ったそうです。

そして決め手となったのは、長屋プロジェクトの発起人の一人である浜島さんが企画した3日間限定のイベント『長屋のとある日常 × 長屋アートの間』への参加。3日間だけなら……と、劇団時代の情熱を蘇らせつつ、床を貼り替え、壁に色を塗り、内装を施しました。

当日は様々な方が思い思いの時間を過ごされたり、「ソラフラワー」「筆ペンメッセージを書く」などのワークショップが開催され、賑やかな様相をみせたそうです。

来られた方からは「すごくいい空間やから、残したらいいのに」という声も多く、それをきっかけに本格的に運営していくことを決意しました。

「ちぽっちの間」のこだわり

ちぽっちの間は「小さなちょっとした空間でひとりぽっちの時間を過ごす」という意味を込めて名付けられました。それはぽっちさん自身が、ひとりになって没頭できる空間をずっと求めていたことから考えられた言葉でした。

しかしイベントを経て、多くの人が手伝いの時から関わってくれたり、実際に利用してもらえたことから「おひとりさまでも、みんなでも使える場所」としての空間を考えるようになります。

賑やかに騒ぐというよりも“みんなでちょっと集まってゆっくり過ごそう”という空気感を大切に、プランを考えていきました。

「ちぽっちの間」は大きく分けて2つの空間があります。

1階は長屋の色合いをそのままに、真ん中にはティピーテントと呼ばれる小さなテントが設置されています。作業ができるテーブルとチェアも。小規模なワークショップでの利用などに便利です。

2階は緑の壁を基調とした異国のような雰囲気の空間。こちらはソファやローテーブル、窓側にはカウンターがあります。リラックスできる空間なので、カウンセリングやちょっとしたお茶会などにおすすめです。

そして、月に1〜2回は「シェアアトリエ」としてオープン。
絵を描いたり、創作に励んだりする方には嬉しい場。リーズナブルな値段で利用できます。

「みんなが集まる場所だからこそ一人にもなれる、ということを大事にしています。静かに過ごしたい人や、ゆったりしながら好きなことに打ちこむ。そんな、大人に向けての空間です」とぽっちさんは言います。

↑後日開催されたかんなで削った木屑でつくる飾り「かんなくずボール」。

基本は会員制

ちぽっちの間は「会員制」。
オーナーとの面談を経て、利用が可能になります。
空間を一軒まるまる借りることが出来るのに、お値段もとってもリーズナブル。

ワークショップの開催や、ちょっとしたお茶会などにも向いています。

詳しくは予約ページをご覧ください。

長屋つぎのひでしたいこと

「とにかく、場所を求めている方に使ってもらいたい」というぽっちさん。

本格的なオープンをする前は、今後のこの場の使い方を話し合う座談会なども行われました。
まだまだこの場の使い方をみんなといっしょに編み出しているそうです。

そんなぽっちさん。いずれはちぽっちの間を飛び越えて長屋全体を巻き込んだウェディングイベントが出来たらと考えているそう。

「ちぽっちの間でウェディングをしたいという方がいらっしゃって、それを聞いた時にちぽっちの間だけじゃなく長屋の住民みんなでお祝い出来たら素敵だなぁと思ったんです。砂利道にはレッドカーペットを敷いて、みんなが2階から顔を出して“おめでとう!”って風船をたくさん撒いて。この長屋つぎのひをもっと立体的に使って、みんなでお祝いをするイベントを実現できたらとっても素敵だと思っています」

様々な人たちが、ワクワクさを持って集まる長屋つぎのひなら、そんなことも可能かもしれないと思わせられます。

なんとなく、こんなことがしたい——。
そんな漠然とした何かが形になる。そんな場所なのかもしれません。

ぜひ一度、ぽっちさんとお話してみて、やりたいことを叶えてみてください。

ちぽっちの間からメッセージ

「新しいこと始めたいけど場所がない…」という方や「やりたいことをもっとできる場所が欲しい」と考えている方は、ぜひ借りていただけたら嬉しいです。

ひらガール

ちょっとした何かがしたくなる。そんなステキ空間です!

店舗概要

ちぽっちの間

住所:大阪府枚方市枚方元町4-70 白-6
営業時間:7:00〜19:30
アクセス:京阪枚方公園駅 東出口から徒歩約3分
駐車場:なし
駐輪場:数台分あり
予約サイト:https://coubic.com/chipotch_no_ma
Instagram:@chipotch.no.ma

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