2020年10月3日に京阪枚方市駅前の「枚方T-SITE」にて、落語家としてテレビでも活躍されている瀧川鯉斗さんのトークショーとサイン会が開催されました。
今回、当日取材におじゃましましたのでトークショーの様子を少しご紹介させていただきます!
開催日時:10月3日(土)15:00~
場所:4F/イベントスペース
今や各メディアに引っ張りだこの噺家・瀧川鯉斗氏。この度はテレビやラジオにご出演される際の「元暴走族総長」「イケメン」と言った枕詞は抜きに、ご自身の経歴からお仕事に対する情熱まで、知られざる一面が見れること間違いなし!
若手落語家「瀧川鯉斗」さんのトークショー
1984年1月25日東京生まれ、名古屋育ちの若手落語家「瀧川鯉斗」さん。
13歳で名古屋の「天白スペクター」という暴走族にメンバー入りし、16歳で暴走族の総長に。17歳の時に初日の出とともに暴走族を卒業し、18歳で役者を目指して上京したそう。
なぜ落語家になったのか
本当は役者になりたくてあてもなく名古屋から東京に上京し、はじめはとある新宿のレストランでアルバイトとして働いて生活していたそうです。
そのレストランで年2回独演会をやっていた師匠に声をかけられたのが落語に出会ったきっかけだったそう。
「役者になりたかったら落語ぐらい知っとけ。寄席を見てこい」と言われて、最初は何が何かわからないまま寄席に通っていたという鯉斗さん。その中で、一人で何役もやれる落語に魅力を感じ、「弟子にしてください」と師匠に弟子入り。翌月から通うようになったそうです。
「師匠がルール、師匠が言うことが絶対!」という落語の世界。暴走族時代、THE・縦社会で生きてきたので落語社会はすっと入ってきたそうです。
落語のやりがいは、「15分間の話で自分の言葉でお客さんが楽しんでくれること」とのこと。
落語家になりたい若者へのエール
鯉斗さん「師匠がいないと落語家にはなれません。師匠を選ぶことが大前提です。
ここだけの話、1回断られても諦めないで何度もお願いして、弟子になりたいと一生懸命伝えてください。
諦めないで好きな師匠にお願いしに行ってくださいね」
「いかに相性の合う師匠を選ぶか、師匠選びも芸のうち」と強くおっしゃっていたのが印象的でした。
落語家「瀧川鯉斗」さんが好きな書籍3タイトル
読書月間ということで、トークショーの中で鯉斗さんオススメの本を3冊ご紹介いただきました。
①「日本人のしきたり」飯倉晴武/青春新書インテリジェンス
落語家に必要な要素が入っているということで読まれていたそうです。モテる(かもしれない)1冊!
②「むかしの味」池波正太郎/新潮文庫
こちらも同じく落語家として必要な要素が詰まっている本だそう。
③「落語小説集 芝浜」山本一力/小学館文庫
山本一力さんの本がお好きとのこと。鮮明に江戸時代を伝える、鯉斗さんにとってバイブル的な1冊!
今回半年ぶりぐらいにイベントに出演されたという鯉斗さん。関西には滅多にこられないそうですが、「誘われたら断らず、一度はどこへでもいきなさい」と師匠から言われて、今回枚方T-SITEのイベントのオファーをお受けになられたとのことでした。
鯉斗さん、ありがとうございました!
「読書月間 ~大人達へ贈るひと月 文化色とりどりに~」フェア
枚方T-SITEでは、読書の秋にぴったりな「読書月間 ~大人達へ贈るひと月 文化色とりどりに~」フェアを開催中。開催期間は、2020年10月3日 (土)〜10月31日 (土)まで。ぜひ、気になるイベントなどチェックしてみてくださいね。