yuu

“優しいデザイン”が定評なデザイナー 平岡直樹さんのデザイン事務所

「yuu」は、平岡直樹さんが枚方公園駅から徒歩3分「長屋つぎのひ」内に構えたデザイン事務所です。

平岡さんは、2018年9月13日に「yuu」を立ち上げて以降、様々なショップや施設などのデザインを手掛けられました。
現在は本業のデザイン業に加え、専門学校でデザインの講師も務めています。

そんな平岡さんは長らくコワーキングスペースを作業拠点にしていましたが、2025年の4月から「長屋つぎのひ」に事務所を構えることになりました。

そのきっかけは、大家の白石さんとの出会いによって知った長屋の存在。そして、以前から考えていた“クリエイターが集まれる場所づくりの構想”でした。

そんな思いからスタートした「長屋再生プロジェクト」。
今回は長屋つぎのひの再生に携わることになった経緯や、平岡さんの現在地。そして、今後の展望についてお聞きします。

長屋に事務所を構えるきっかけ

1つ目は、平岡さんの“やさしい”デザイン。
制作会社に勤務していた頃から「平岡さんのデザインってやさしいですよね」と言われることが多かったそうで、それだったら、その“やさしい”をしっかりと強みにしようと平岡さんは考えました。

2つ目は、 平岡さんの子供たちの名前。
平岡さんにはお子様が２人いらっしゃり、それぞれのお名前は「そうくん」と「あうちゃん」。
屋号に頭を巡らせている中で、名前をつけることは“三人目の子供が生まれるのと同じこと”、そう思った平岡さんは、お子様たちと同じ響きを持った名前を屋号に付けることで、同じくらい大切にしていきたいという思いを込めました。

平岡さんのデザインへのこだわり

平岡さんがデザインをする上で大切にしているのは“相手の立場になって考え、作る”ということ。これは制作会社時代の教えでもあり、平岡さんがいつも心がけている姿勢です。

そんな「yuu」で手がけるデザインは、いつもどこか優しさと柔らかさが滲み出るデザインになっています。

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「長屋つぎのひ」のこれから

最初は仮称で「まだ名のない長屋」と呼んでいましたが、9月に「長屋つぎのひ」と命名されました。
このネーミングも平岡さんが考えました。

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これまでは下水が通っていなかったため、まずは下水工事を行い、共同トイレを設置するなどのインフラを整えてきました。今後は、長屋の店舗それぞれの看板の作成や、全体の案内看板などを作っていくそうです。

次の展開をお聞きすると、事務所のリフォームを少しずつ行いながら、この場所をクリエイターが集まれるための機会と場を作っていくことを目指していると平岡さんは言います。

それは、枚方ではクリエイターさんと出会う機会が少なく、つながりが広がらないと感じていた平岡さんが、この事務所をオープンデスクのように利用してもらう機会を作ることで、枚方内外のクリエイターが繋がるきっかけ、輪が広がるきっかけを作りたいという思いからでした。

また、この長屋の入居者はそれぞれお店をされていて、ちいさな「村」や「まち」のような雰囲気になっています。そこをさらにいろんな方が通る機会となったり、様々な業種の方がシームレスに交流が持てる場にしたいと考えています。

当初は5〜7年スパンでようやく動きだすかと考えていた平岡さん。
気づけばわずか一年足らずで入居者が集まるなど、予想以上に早く進んでいることに驚いているそうです。

また平岡さん自身は現在、辻調理師専門学校でデザインの講義をされています。

お菓子やパンの見た目、そして作ったあとのパッケージやショーケースでの見せ方など、製菓に関わるデザイン面についての講義をしていて、活動の幅を拡げています。

本業のデザインに講師、そして長屋での場づくり。
平岡さんのワクワクな活動は止まりません。

平岡直樹さんからのメッセージ

今後はクリエイターが気軽に集まれる場にしていきたいと思っています。いろんな人やお店が生まれている「長屋つぎのひ」にぜひ足を運んでください。

店舗概要

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