後珈琲焙煎所

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“ここでしかやってない”が詰まった自家焙煎の珈琲専門店

2023年にOPENした「後珈琲焙煎所」枚方市立中央図書館・車塚公園のすぐ近くにある、自家焙煎の珈琲専門店。

店内はカウンター席が3席と、2名掛けのベンチが2つ。

お店の奥にはレコードプレーヤーがあって、店主お気に入りのジャズミュージックが店内を心地よく包みます。

お話を聞いていく中で「ここでしかやってないこと」がたくさんあることを知り、小さいながらもこだわりがたくさん詰まった珈琲専門店だということがわかりました。今回はそんな後珈琲焙煎所さんをご紹介します。

後珈琲焙煎所

住所:大阪府枚方市片鉾本町25-1
営業時間:10:00〜18:00
定休日:火・金
アクセス:京阪バス「片鉾・中央図書館」から 徒歩1分
駐車場:なし
Instagram:@ushirocoffeebaisenjo

▼地図ではこちら

大学生の時にのめり込んだ珈琲の世界

店主の後 達哉さん

店主の後 達哉(うしろ たつや)さんの珈琲好きは、大学生の頃から。珈琲専門店でのアルバイトをきっかけに、珈琲の世界にのめり込みます。
大学生の時は法学部で政治学を学びながらも、卒業論文では珈琲に関する内容を書いたのだとか。

後さん

結構無理やり結びつけて、ゼミの先生に「珈琲で書かせてください」とお願いしました(笑)

大学卒業後は珈琲の会社に就職したそうです。

会社員時代には、J.C.Q.Aによるコーヒーインストラクター1級を取得。
趣味の手網焙煎では飽き足らず、本格的な焙煎機を購入して豆を焼いていくうちに「めちゃめちゃ美味しいのが焼けてきた」ということで独立。

初めはネットショップからスタートさせて、マルシェへの出店準備や、コーヒーの勉強会などに参加しながら店舗を探します。

“ちっちゃいお店をしたい” そう思っていた後さん。
なかなか枚方市内で思うような場所が見当たらない中で見つけたのが、中央図書館からすぐ近くにあった現在のお店でした。

このあたりは高校生の時から奥さんとのデートで来たり、図書館でもよく勉強していたりと、後さんにとっては馴染みの深い場所。
そしてずっと探していた、ほど良い“こぢんまり感”。ようやく理想的な場所を見つけることが出来ました。

後さん

もともとあったカウンターや棚を活かして、DIYでお店を作りました!

自家焙煎で新鮮なコーヒー豆を提供

後珈琲焙煎所の特徴、それは、全て店内で自家焙煎しているため、めちゃめちゃ新鮮な豆を使っていること。さらにそんな自家焙煎店の中でもちょっと変わっているのが“ブレンドコーヒーしか置いていない”というところ。

後さん曰く「知っている限り、ブレンドしか置いてないお店ってかなり珍しいんじゃないでしょうか」とのこと。

たしかにお店に行ってメニューを開くと、ブレンドとは別にブルーマウンテンやブラジル、エチオピアなどシングルのコーヒーがあったりして、“ブレンドしかない”というのは珍しいことかもしれません。これは意外な発見でした。

後さん

ブレンドにすることで個性の輪郭はまるくなりますが、その分飲みやすく、それでいて複雑さや豊かな香りも楽しめます。

豆の個性を最大限に発揮させ、時には尖りも感じるのが楽しいシングルオリジンに対して、ブレンドの魅力は、バランスを考えることで味わいに深みを与えることのできる楽しさがあります。

ブレンドの配合も全て、後さんご自身で考えているそうです。
例えば「ほっこり」というコンセプトが頭にある場合は、自分の中にあるほっこりするコーヒーを思い浮かべながら、様々な豆を試してブレンドを仕上げていく。そんなふうにしてブレンドされていきます。
これは豆の個性を最大限に発揮させるシングルオリジンとは全く違う発想なんだそうです。

それが出来るのも、後さんの珈琲に対する知識や経験値の深さがあるからこそ。
この取材を通して、ブレンドコーヒーの魅力を知ることができました。

こちらが、ブレンドをする際に使っているコーヒー豆。産地別に仕入れたたくさんのコーヒー豆は生豆の状態でストック。これだけではなく、お家にもまだあるんだそうです。

こちらのInstagramの投稿ではブレンドについてもっと詳しく語られていましたよ。
↓↓↓

Instagramには、その他にも珈琲について投稿されていますので、ぜひ読んでみてください。

これも珍しい、ネルドリップで淹れるコーヒー

もうひとつこだわりを見せるのが、抽出方法。
ペーパードリップが多い中で、後珈琲焙煎所では“ネルドリップ”を使ってコーヒーを淹れています。

ネルドリップとは「ネル」と呼ばれる布のフィルターを使ってコーヒーをいれるドリップ方法。ペーパーはカットが強い分スッキリとした味わいになりますが、編み目の緩いネルでドリップすることでコーヒーの油分なども抽出されて、より一層深みを感じることができます。

これもこのあたりではやってるところはないんじゃないかと後さんは言います。

「豆が新鮮なので、淹れるとぷっくり膨らんでかわいいんですよ」という後さん。しばらく見ていると、、、

予想以上にふっくらとなって驚きました。
コーヒー豆は、新鮮なものほど膨らむと聞いていましたが、まさかこれほどとは思いませんでした!

ひらガール

こんなに膨らむなんて、びっくり!

主なメニューは5種のブレンド

後珈琲焙煎所さんでは、基本の5種類のブレンドを用意。
それぞれでブレンドの配合も違えば、豆の焙煎加減も違います。

・陽だまりブレンド (中煎り) ¥450
・ほっこりブレンド (中深煎り) ¥450
・後珈琲ブレンド (深煎り) ¥500
・晩鐘ブレンド (深々煎り) ¥500
・焚火ブレンド (極深煎り) ¥500

全てHOTかICEを選択可能。
さらに+¥50でカフェオレに変更できる他、季節限定のブレンドも用意されています。

もちろんテイクアウトも可能。

後さん

全てオススメなので、気になるコーヒーをご注文ください!

注文が来てから詰めるドリップバッグ

・ドリップバッグ 1袋 ¥200 (6個以上は要予約)

コーヒー豆のお持ち帰りはもちろん、ドリップバッグもあります。
とにかく徹底して豆と鮮度にこだわった後珈琲焙煎所では「絶対挽きたての方が香り良いやん!」ということで、ドリップバッグは注文が来てから手で詰めるのだとか! これも他では聞いたことのないポイントです。

ひらガール

このこだわりで1袋200円は安すぎです!

豆を200g以上購入でコーヒーが1杯無料!

・コーヒー豆 100g ¥650〜

コーヒー豆は100gからご購入いただけます。ブレンドによって少しお値段が違いますが、どれもリーズナブルな価格。
さらに200g以上買うと、その場でコーヒーを1杯無料で飲むことができます。

ひらガール

持って帰る前にその味が楽しめるので嬉しい!

その他のメニュー

黒糖・チョコチップジャンボクッキー ¥300

後さんの奥さんが「大きいクッキーが食べたい」と言ったことから作り始めた、黒糖100%使用のジャンボクッキー。

自家製のクッキーは、黒糖の優しい甘さと粗塩のほんのりとしたしょっぱさがコーヒーと相性抜群。

その他にも、季節のブレンドコーヒーやカフェインレス、軽食などもあります。
夏には水出し珈琲も用意されます。一滴一滴じっくり抽出されるので、深みの中にもスッキリさが楽しめる1杯に。

このポットがいっぱいになるまで、8時間かかるそうです。

本格的な焙煎機にさわることができる焙煎講座も!

店内では他にも「珈琲の淹れ方講座」や「焙煎講座」も予約があれば随時開催しています。

カウンターの奥には存在感のある焙煎機が。黒を貴重としたボディがお店の雰囲気とマッチして、オシャレに設置されています。
講座ではこの焙煎機を実際に使って、教えてもらうことができますよ。

コーヒー好きの中には自分でフライパンや手網を使って焙煎する方もいますが、そんな方たちでも業務用の焙煎機にさわる機会はなかなか無いそうです。

後さん

焙煎講座も、この辺りではやってないんじゃないでしょうか(笑)

講座の予約はInstagramのメッセージよりご連絡ください

額縁やメニュー札にあしらえられている刺繍は、奥様の手作り。
コーヒー豆の刺繍が可愛い!

そんな、他ではやってないがたくさん詰まったこだわりの後珈琲焙煎所。
自分だけのほっとした時間を過ごしたい方におすすめですので、一度足を運んでみてください。

店主 後達哉さんからメッセージ

ふらっと立ち寄っていただくのはもちろん、珈琲が好きで仕方がない方も大歓迎です。店内に流れるジャズを聴きながら、ゆっくりお過ごしください。今年は五六市などのイベント出店も積極的にしたいと思っています。珈琲の淹れ方講座や出張珈琲講座、事業者様向けのオリジナルブレンド作成などもしておりますので、お気軽にご連絡ください!

後珈琲焙煎所の店舗概要

後珈琲焙煎所

住所:大阪府枚方市片鉾本町25-1
営業時間:10:00〜18:00
定休日:火・金
アクセス:京阪バス「片鉾・中央図書館」から 徒歩1分
駐車場:なし
Instagram:@ushirocoffeebaisenjo

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