ひらいろ編集部ライターFが推薦する、笑えて泣けて心に響く見事な”8コマ漫画”

「気になるあの人はどんな本を読んでいるの?」
枚方市内で活躍するあの人に、好きな本や映画、雑誌、アートなどおすすめの「カルチャー」を教えてもらいました。

今回推薦するのは、
ひらいろ編集部ライターF

今回は、ひらいろ編集部ライターFよりおすすめのカルチャーをご紹介します!

ひらいろ編集部ライターFがおすすめする、笑えて泣けて心に響く見事な”8コマ漫画”とは・・・?

【テーマ:オススメの8コマ漫画】

僕たち私たちのカルチャー

「夜廻り猫」


深谷かほるさんのTwitterから生まれた8コマ漫画「夜廻り猫」。
「泣く子はいねが〜〜」と涙の匂いをたどって、半纏姿で夜の街をパトロールする”遠藤 平蔵 (えんどうへいぞう)”が寄り添うのは、ときに猫仲間であったり、心で泣く人間であったり。

可愛い猫たちのエピソードにほっこりすることもあり、シュールな笑いを誘います。
しかし各エピソードを読み終わったあとには、今の自分に何かしら染み入るものがあります。

辛いとき、頑張っているとき、憤りを感じているとき。

そんなときにこそ読めば、自分の気持ちの落ち着きどころが見つかることも。

おすすめキャラクターは生まれてすぐに外敵に襲われ、片目を失った子猫”重郎(じゅうろう)”。
ハンデを負った子猫ながら、優しく強く生きる重郎の姿にも注目です。

そしてそんな重郎と遠藤さんとの間に交わされる思いやりや2匹を取り巻く仲間たちにも涙します。

また、無表情な遠藤さんが、気持ちを伝える手段として「にっこり」と言葉に出して言う場面には、なんだか心が温まります。

生きていれば経験する理不尽なことや、辛いことに共感したり、
励まされ、報われることや、忘れがちな幸せに気づけるエピソードが満載です。

さらには、作品の内容はもちろん、短いコマの中で、1本1本がこれだけ心に染み入る作品てそうないものだな、と構成にも感心させられます。

とりあえず1巻〜3巻まででも。ぜひ皆さんに読んでもらいたい作品です。「にっこり」。

現在、NHKでアニメも放送されているようです。

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